こんにちは、D.K.です。
前回に引き続き、 <システムの基礎を学ぶバーチャファイター> を今回も続けてみたいと思います。今回は、投げ間合いを取り上げてみます。
■投げ間合いについて
相手キャラクターと自分のキャラクターが近いときに投げ技を試みて、投げコマンドを入れるわけですが、そのとき、どのくらいの距離で投げられるのかを決めているのが投げ間合いです。 今回はこの投げ間合いの基本について書いていきましょう(※キャッチ投げや、打撃投げは一部この基本から外れている場合があります)。
まず投げ間合いの基礎を並べてみます。
・ 投げ間合いは自分のキャラクターに対して設定されています。
・ 投げ間合いは常に一定で、状況によって変化しません。
・ 投げ間合いの計測に使う距離は、両キャラクターの腰と腰の距離で計測され ます。
と、こんなところでしょうか。画面写真を使って、具体的に説明していきます。

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ラウンド開始時の画面写真です。
●が腰の位置をイメージしています。
1P側のアキラ(左)の投げ間合いが矢印で示されています。このときは、投げ間合いの外なので投げることはできません。 |

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投げ間合いまで進んでみました。
両キャラクターの●と●の距離が投げ間合いに入った状態です。ここまで近づくと投げることが出来ます。 |
バーチャファイターをプレイしている方であれば、このあたりは漠然とイメージしやすいと思います。
しかし、同じキャラクターを使って対戦する場合でも、相手のキャラクターによって、「このキャラクターは、投げが決まりやすい」、「このキャラクターは投げが決まりにくい」と感じたことはありませんか?
みなさんが、投げが決まりにくいと感じるキャラクターはカゲ、リオンあたりだと思います。
アキラを基準に、カゲやリオンに対峙したときの状況は、下のようになります。
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アキラ同士の投げ間合いと同じような位置での画面写真です。 リオンもカゲも腰の位置が離れているため投げることができません。
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それぞれのキャラクターを投げるためには、それぞれここまで近づかないと投げることができません。とくに、立ち状態のカゲに対しては、手が触れるくらいまで近づかないと投げ間合いにはなりません。
もともとの構えが腰を引いた姿勢のキャラクターについては、腰の位置も遠くなり、結果的に投げが決まりにくくなるのです。
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逆に、エル・ブレイズは投げやすいと感じるキャラクターではないでしょうか。写真にあるように、これだけ離れているように見えても、この位置がすでに投げ間合いになっています。エル・ブレイズは、直立に近い姿勢なので、そのぶん腰の位置が前に出ているということですね。
シチュエーションを変えて、もう少し解説を続けさせていただきます。 上で挙げたような、カゲなどの投げにくいキャラクターも、打撃技が空振りした際には投げが決まりやすく感じるような場合があるかと思います。
カゲの突き返し蹴り(K)をアキラがしゃがんで攻撃を回避した場合をみてみましょう。

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このときは、カゲが打撃技を出すことで前進します。一見すると、先ほどの投げが決まりにくい状況とあまり変わらないように見えますが、蹴りの動作と同時に腰の位置も前進するため、この位置で投げが成立するのです。 |
腰の位置を気にして『バーチャファイター』をプレイすると、またちょっと違った発見があるかもしれませんよ。
そして今回は、最後に1枚の写真を載せて終わりたいと思います。
写真中央は、あの『鉄拳』シリーズのプロジェクトディレクター原田勝弘さん。
原田さんの右手のおふたりは、それぞれ『鉄拳』チームの企画米盛さん、プログラマの工藤さんです。おっと、私は左から2番目におりまして、一番左にいるのはVF5Rチームのデザインリーダー森田君、ちなみに写真を撮ったのは同じくVF5Rチームの羽田さんです。
「なにかできるといいですね」なんて話をして、楽しいひとときを過ごしました。
それではまたお会いしましょう!
オーイェー!
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